2023年最新のおすすめトランクルーム

トランクルームにはきちんとした定義があります。国土交通省の定める「倉庫業法」に則ったものがトランクルームです。それ以外はレンタルボックスや、レンタル収納スペースなどと呼ばれます。

 

利用者はこの両者を混同していたり、あまり区別することなく使っていることも多いのですが、違いは「責任」です。トランクルームは「保管責任」というものが生じ、一方、レンタルボックスは保管責任はありません。

今回は家の整理や引っ越しの際に便利なトランクルームのおすすめ業者を選び方も踏まえてご紹介していきます。趣味用の倉庫や会社の備品など、収納場所を探している方は要チェックです。

トランクルームの種類はどんなものがある?



トランクルームには主に「屋内型」、「屋外型」、「宅配型」の3種類があります。種類によってメリット、デメリットがあります。それぞれ特徴があり、トランクルームはサイズだけで選ぶものではありません。使用用途や預ける物、費用などを比べて自分に合ったトランクルームを選びましょう。



「屋外型」は大型の物や温度変化に強い物向け




屋外型はベッドやバイクやクルマなど、大型の物を預けられるのが特徴です。空調設備がないのが一般的なので、温度や湿度に影響されにくい物を保管します。アウトドア用品やスポーツ用品など、一般家庭の収納スペースでは幅を取ってしまい、管理しにくい物でも楽々と預けられます。

施錠はもちろん可能ですが、搬出搬入は利用者が行います。そのため、セキュリティという部分では少し不安が残る面もあります。郊外など立地によっては盗難被害などがデメリットとして挙げられます。



トランクルームの人気おすすめ


U-SPACE(ユースペース)

料金体系がシンプル


「安心・快適・便利」の3点を掲げるU-SPACE(ユースペース)は、1ヶ月からの利用が可能で、「ほんの一時的に利用したい」というユーザーに人気のトランクルーム会社です。専用駐車場があり、大型荷物の出し入れも行いやすいのが特徴です。また、料金体系も非常に簡潔で、「保証金や更新料なし」という部分も人気の理由です。

 

一般的にトランクルームは保証金など色々な料金が取られるので、シンプルな料金体系を取っているところは少ないのですが、U-SPACE(ユースペース)なら基本管理整備料金を払えばそれ以外の固定費用がなく、「想定外の費用がかかった」というトラブルがありません。また、クレジットカード決済にも対応しています。

対応エリア 全国(一部都道府県を除く) タイプ 屋内型、屋外型
支払い方法 口座振替、クレジットカード

サマリーポケット

月額275円(税込)からの低料金サービス


「月額275円(税込)から」という低料金が魅力のトランクルームサービス、サマリーポケット。宅配型、スマホで管理できるという部分が今までのトランクルームのユーザー層とは違う若い世代にも受けています。

 

「スタッフが荷物を撮影、リスト化」という部分が魅力で、まるでスマホの中に荷物を収納した感覚で気軽に管理できるのがサマリーポケットの特徴です。早朝や深夜でも集荷が可能(東京、神奈川、千葉の一部エリア限定)だったり、最短翌日で荷物が到着するなど、利用のしやすさも他サービスより群を抜いています。

対応エリア 全国 タイプ 宅配型
支払い方法 口座振替、クレジットカード

キュラーズ




事務手数料も管理費も不要


キュラーズは2001年に創業し、20年の歴史と18万人以上の利用客がいる国内最大級のトランクルームサービスです。事務手数料、管理費、更新費がいらない部分が特徴で、料金体系がすっきりシンプルです。また、無料駐車場も完備していて搬入搬出もラクラク行えます。

各店舗に在籍している収納コンシェルジュが的確なアドバイスをくれるので、契約した部屋を最大限活用できます。オリコンが調査した顧客満足度調査でも1位(2021年調べ)を獲得し、サービス品質の高さが人気に直結しています。東京・神奈川・大阪の地域限定で無料シャトルサービスも行っていて、お客さんを乗せ、荷物を運搬してくれます。

対応エリア 東京、神奈川、千葉、北海道、新潟、名古屋、大阪、広島、福岡 タイプ 屋内型
支払い方法 口座振替、口座振込、現金払い

スペラボ

スマートロックで物理キーいらず


東京都内で1400室以上を展開しているスペラボは、24時間稼働している空調と、防犯カメラ設置によるセキュリティの高さが評判です。0.5畳から広い5畳以上のサイズも用意しているので、細々とした物から預けることができます。

初期費用は0円、24時間出入り可能という部分も使いやすさの際立つ部分です。また、キーレスでスマートロックを採用しているのも特徴。物理キーではなくスマートフォンで完結するので、わずらわしさから開放されて、キーを紛失してトラブルになるというリスクもなくなります。

対応エリア 東京(墨田区、中野区、新宿区、豊島区、世田谷区、渋谷区、台東区、江東区、港区、杉並区、板橋区、中央区、練馬区、品川区、目黒区、大田区、北区、荒川区、文京区) タイプ 屋内型、バイク専用(品川五反田店、大田区馬込店のみ)
支払い方法 口座振替、口座振込、クレジットカード

トランクルームのサイズの選び方




トランクルームを選ぶ際に、広さは重要なポイントになります。収納スペースとして考えているなら、適切な広さという部分も考慮しなくてはいけません。「広ければ広いほどいい」というわけではなく、むしろ用途によっては割高になってしまう場合があります。ここではサイズの選び方について詳しくご紹介していきましょう。


1畳未満のサイズは物置感覚で利用!




トランクルームは1畳未満のサイズもあります。0.5畳でダンボール約20個分なので、意外に多く保管することが可能です。「家に置いておくのは邪魔だけど、捨てたくない」という物を預けるのに最適です。ただ、トランクルームの会社によって収納できる目安のダンボール個数は微妙に異なるので注意してください。

 

本やCDやDVD、大型でない家電や楽器、小さめのインテリア用品なども預けることができます。レジャー用品やアウトドア用品など、「一年を通して使用することがない」という物を預けるのにも向いています。


1畳~3畳サイズはやや大きめの趣味用品でも大丈夫!


1畳から3畳となると、一気に収納できる幅が広がります。1畳でダンボールが約40個、3畳で約120個入るので、やや大きめの趣味用品や、レジャー用品、季節家電を保管することができます。



 

漫画本ならシリーズ全巻は余裕で入ります。本棚ごと収めることも可能です。ただ、3畳でも大型家具や家電だとやや厳しいでしょう。占有率が高くなってしまい他の物が収められなくなるので、大型家具や家電が多いなら3畳以上を選んだほうが無難です。


3畳以上なら大型家電や食器棚、ソファまで入る!


4畳でダンボールが約160個、8畳で約320個が入るサイズです。バイクや大型家電、車パーツやアウトドア用品が余裕で入ります。ゴルフバッグ・ケースなど、「たまに使う」という物や、食器棚やソファなども入ります。



 

引越し前に一時的に預ける場所としても大きめのトランクルームは役に立ちます。「引越し先を選んでいる間、大型家具や家電の保管場所に困る」という場合に最適です。また、8畳サイズなら会社の書類を始め、ロッカーやデスク、オフィス機器など、大量の物を預けることができるので、法人での使用もよく行われます。


トランクルームを利用する時の注意点



便利なトランクルームですが、実際に利用してみないとわからないポイントも意外に多くあり、「事前に知っておけばよかった」と後悔することも珍しくありません。トランクルームの利用経験者が多く挙げる2点についてご紹介します。


様々な名目の料金を取られる




トランクルームでかかる費用は、月額の利用料金だけではありません。まず「初期費用」がかかり、さらに「保険会社の保険料」、「盗難、火災保険料」と、「更新料」、「解約料」がかかります。そして「口座引き落とし手数料」も忘れてはいけません。

 

サービス会社によっては「初期費用と月額使用料のみ」というわかりやすい料金体系を取っているところもありますが、まだまだそういったサービスは少数というのが現状です。


高温多湿の環境で物が痛む




特に屋外タイプのトランクルームにいえることですが、想像以上に温度や湿度が変化します。日本は四季により環境が変化しやすいので、真夏の高温、6月の梅雨にはカビの発生率も高まります。

 

痛みやすい物としては、衣類、布製のソファ、木材の家具などです。また、高温やサビに弱いPCなどの精密機器も気をつけたほうがいいでしょう。五月人形やひな人形など、季節以外は収納しておくことが多いお人形も管理が意外と難しい物のひとつです。そういった、「屋外向きではない物」はしっかり分けましょう。


まとめ



トランクルームはアイデア次第で色々な使い方ができます。「物を捨てずに家を整理する場合」や、「引っ越しの際の一時的な保管庫」のほか、「家族には知られたくない趣味用品を預けておく」なんてことも可能です。今回の記事を参考に、賢く物を管理して、トランクルームを最大限活用してみてください。